運転で気を付けてはいるものの事故を起こしてしまったり、巻き込まれてしまったりすることはあります。
事故が起きた時、まず初めに何をすればいいのかわからないですよね。
そんなとき素早く行動できるように知識を頭に入れておくことがとても大切です
ここでは、自動車事故の対処法についてご紹介いたします
路上での危険をいち早く周りに知らせるために非常点滅灯・停止表示板・発煙筒で知らせるようにしましょう。
これらは車に備えているともしもの時に役立ちます。
それらの使い方をご紹介いたしますので、お役に立てれば幸いです
非常点滅灯をつけなければならない場合は、「夜間、幅5.5m以上の道に停車、または駐車しているとき」です。
非常点滅灯は「ハザードランプ」とも言い、インパネ周辺やセンターコンソール上に赤い色で二重になった三角形が描かれているもののがスイッチになります。
またこれを付けていることで、緊急事態であることを周りの運転者に知らせることが出来るので、事故や車が動かなくなった際に使用すると良いでしょう
停止表示板は、高速道路でやむを得ず緊急停止する際に、後方からの追突を防ぐために設置する必要があります。
ですが、実際に持っているという方は少ないのではないのでしょうか。
停止表示板を設置する際は以下の条件を満たしている必要があります
〇200m離れたところからでも反射していることが分かること
〇道路上で垂直に立てることが出来る
〇正立三角形の反射部があること
〇反射光の光は赤色であること
もしもの際に、車に常備しておくと安全でしょう。
発炎筒は、車に装備することを義務付けられています。
発炎筒は助手席の足元にあり、まずキャップを外し、本体を取り出します。キャップのついている擦り板で発炎筒を点火させ筒先を相手に向けないように道路に置いて後続車に危険を知らせます。
※発炎筒の周りには燃えやすいものを近くに置かないようにしましょう。
使用後は、水で完全に火を止めてから一般ごみへ捨てます。
交通事故が発生したらまず初めに行なわなければならないことは、被害者の救護です。
ここでは、道路交通法に定められている義務であり、怠ると処罰の対象になります
人を負傷させなかった場合でも被害者を救護しないと重い刑罰が罰せられます。
まず負傷者を見つけたときに何をすればよいのかご紹介致します
自分が事故を起こし相手を負傷させてしまったら、まず車を安全な場所に止め、負傷者がどのような状況か確認する必要があります。
負傷者の元に駆け寄り、肩を軽くたたきながら大きな声で「大丈夫ですか」と呼びかけ、反応があるのかを確かめましょう。
反応がなければ「意識なし」と判断し、応急処置を行います。
負傷者の状態によって応急処置は変わってきますので、どのような応急方法があるのかをご紹介いたします。
●人工呼吸
●心臓マッサージ
●AED
●止血(血液による感染を防ぐためビニール袋を使用するようにしてください)
負傷者がいる場合は、どんな状況でも救急車を呼ぶようにしましょう。
交通事故で頭を強く打ったのにもかかわらず、出血していなかったり、意識がしっかりあるという状況でも救急車は呼びましょう。
事故直後は興奮しており痛みを忘れていることがあり、時間とともに痛みを感じるようになる可能性もあります。
外部に損傷はなくても、内部で出血している可能性もありますので必ず通報するようにしましょう
交通事故にあった場合は、警察への報告は道路交通法上の義務です。
その際は「110番通報」をしましょう。
連絡をしなかった場合、損害賠償請求や示談交渉で不利益が生じることもあります。
ここでは警察に連絡すべき理由をご紹介いたします。
事故が起きた際、保険会社を利用するケースが多いのではないでしょうか。
警察を呼ばずに加害者と被害者が示談交渉をしてしまうと、後で保険会社に請求しても、保険会社が支払いを拒む可能性がありますので要注意です
また、警察を呼ばないと実況見分調書が作成されず、証拠が乏しいことから適正な損害賠償額を算出できない可能性もありますので必ず呼びましょう。
交通事故にあった場合、自分の自動車保険や加害者の自動車保険を受け取ることになります。
この際、交通事故が発生したことを証明する「交通事故証明書」の提出が求められます。ですが、警察に事故のことを報告していなければ証明書は発行されません。
警察に報告していなければ、保険金請求の手続きがスムーズに進まず、最悪の場合、保険金を受け取れない可能性がありすので必ず連絡するようにしましょう
事故が発生したときは、車を購入した車屋さんや加入している保険会社、ロードサービスを依頼するJAFに連絡する手段があります。
事故をした際にどのような内容を伝えたらいいのか分からないですよね。
そこで、今回は電話で伝えるポイントをご紹介いたします。
ロードサービスを利用する場合、自分の現在地を伝える必要があります。
現在地が分からない場合は、スマホの位置情報で住所を特定したり、車のカーナビで確認することが出来ます。
近くにどのような建物があるのか詳しく伝えると分かりやすいかもしれません
鳴れない車のトラブルで頭がいっぱいいっぱいになると思いますが、冷静に状況を確実に伝えるようにしましょう!
また、車の状態も伝えるようにしましょう!
車のヘッドランプやウィンカーが故障してしまいつかない時は、公道を運転してはいけないので、その際はロードサービスをご利用ください。
保険会社には事故受け付けとして事故の経緯や場所をできるだけ正確に報告しましょう。
それを元に保険会社同士で過失などの話し合いが行われます。
ドライブレコーダーなどの事実を証明できるものがある場合は保険会社の担当の方に伝えましょう。
☆各保険会社の事故受け付け窓口の電話番号をご紹介いたします。
●あいおいニッセイ同和損保 0120-024-024
●東京海上日動 0120-868-100
●三井住友海上 0120-258-365
●イーデザイン損保 0120-097-045
●損保ジャパン日本興亜 0120-256-110
●共栄火災 0120-044-787
●日新火災 0120-25-7474
●AIG損保 0800-170-2201
●ソニー損保 0120-303-709
●こくみん共済 coop 0120-0889-24
●チューリッヒ 0120-860-001
●アクサダイレクト 0120-699-644
●アメリカンホーム 0120-12-5098
●セコム 0120-210-545
●セゾン自動車火災 0120-002-446
●三井ダイレクト損保 0120-258-312
●楽天損保 0120-120-555
●SBI損保 0800-222-581
●JA 0120-258-931
●JAF #8139
車が修理工場に入った後は損傷部分を確認し、どのくらいの費用がかかるのか見積もりを出します。
見積もりの金額が大きいと車を乗り換えるという方もおられます
ここでは、修理をした際の流れと乗り換えについて簡単にご紹介いたします
まず車の損傷部分の写真を撮らせていただきます。
それをもとに傷の大きさや種類を確認し、見積書を作成します。
車の外側のへこみや塗装が必要な部分、部品を交換しなければならないのであれば発注をするなどの作業をします。
主に鈑金修理とは、車のボディーの変形した部分を元の形状に戻すための作業のことをいいます。
車が事故で修理しなければならず、思っていた以上に大きな額になった時、保険金を車購入時の頭金に利用することが出来ます。
そのため、このタイミングを機に乗り換えをされる方もおられます
新しい車で気分を切り替えるのも良いかもしれませんね。
事故が起きたらまず真っ先に行動にうつすようにしましょう
負傷者が居たら安全な場所で状況を確認し、警察へ連絡することが大切です。
事故を起こし困惑して何をしていいか分からないと思いますが、もしもの時に自分が出来ることを1つでも行動にうつせるようにしましょう。
この記事で紹介したことを一人でも多くの人に知っていただき、事故の時に落ち着いて行動していただけたら嬉しいです