今回は株式会社大嶋カーサービス福知山店にある自動車整備工場で自動車整備士として働く番場 星地(ばんば せいじ)さんにお話しを伺いました。

（プロフィール）
京都府京丹後市の矢田という畑や田んぼが沢山ある自然に囲まれた場所で生まれて高校を卒業するまで過ごす。
その後1級自動車整備士になるために宇治の4年制専門学校に入学。
在学中に自動車整備士の筆記試験に合格し、卒業後大嶋カーサービスに入社。
口述試験にも合格し自動車整備士1級を取得。

 

部品を作ったり組み立ての楽しさから自動車整備士の道へ

－－自動車整備士になりたいと思ったのはいつからですか？

実は高校に入る前まではプログラム系の事をやりたいと思っていたのですが、高校が機械科だったこともあり、機械加工をしているうちに部品を作ったり組み立てたりするのが楽しいと感じました。

２年生になった時に改めて作ったり組み立てたりする仕事は何だろうと考えた時に、自動車に目がとまり、車は大きくてやりがいもあり面白いのではないかと考えるようになりました。

３年生では自由研究でチームを組んで「エコ電カ―」という一人が乗れる小さい車をフレームから作り、大会などに参加していました。

 

－－高校生活で記憶に残ったことはありますか？

エコ電カ―を作るうえで僕が基本的に部品を作る係りで、先生に相談と相談しながら作っていましたが、後になってからこうしておけば良かったといった案が出た時の事がショックが大きくて今でもよく覚えています。

計画や設計はしっかり練っておかなければならないということを学べました。

－－高校卒業後はどのような専門学校に通われたのですか？

専門学校日産京都自動車大学校という専門学校の４年制のコースを卒業しました。

1・２年生の時は学科の勉強をしながら、実技でエンジンを分解して内部構造を学び２級の内容を勉強してきました。

３年生では電装系の電気配線や配線図を読み、どこが悪いか調べるといった内容ですが自分は機械科卒業していたこともあり配線図は得意でした。

４年生は３年間の総復習と1級の試験対策に取り組んでいました。

 

－－授業以外ではどのように過ごされていましたか？

寮の友達に誘われたら一緒にドライブに行ったりしていました。
しかし学校は決められた回数内で基準点をとらないと留年になってしまうので、特に１年～３年生の時は帰っても毎日ではないですが1日２～３時間は勉強していました。

 

－－２級の試験と１級の試験で違いは感じられましたか？

２級に関しては自分が受けた年はほとんど過去問から出題されていましたが、1級は設問の言い回しが非常に難しく、７５点分くらいは自信ありましたが、残り５点分はあまり自信がありませんでした。

あと自分は人に説明するのが苦手なので、口述試験の時は凄く緊張しました。

インターンシップを経て就職へ

－－なぜ大嶋カーサービスに入社されたのですか？

きっかけは大嶋カーサービスの社員の方の紹介です。元々検査員になりたいと思っていたので工場の規模や回転リフトが設置されていることにびっくりしましたが、パトカーなどの公用車の整備も任せられて信頼されている工場であることに魅力を感じました。

もしかしてディーラーで勤めるより大嶋カーサービスで勤めた方が良いかも！と思いインターンシップをうけてその思いは強くなりました。

他にも、整備士の下積みは書類作成がほとんどと言われていますが、大嶋カーサービスでは入社時から先輩について実務の整備に携わらせていただける機会が多いというのも良いと感じました。

また、自分が見学した工場は、車検の点検と整備を分けてる所が多かったですが、大嶋カーサービスでは点検から完了まで一貫して同じ担当者が行うので、やりがいにもなりそうで良いなと感じました。

 

－－今後の目標を教えていただけますか？

検査員の資格や中型免許が取れるように頑張りたいです。

また、内部構造の勉強はしてきましたが、実務とのギャップもあるので先輩方から多くの事を学んで自動車整備士としての腕を磨いていきたいと思います。

 

車のことなら大嶋カーサービスへ

1966年、福知山で創業した株式会社大嶋カーサービス。現在は京都府の福知山・舞鶴・京丹後、丹波篠山に拠点を置き、自動車販売・買取・査定、車検・整備、ロードサービス、自動車保険、鈑金塗装、レンタカーなど自動車に関わるさまざまなサービスを展開しています。